【書籍】エッセンシャル版 マイケル・ポーターの競争戦略
ポーターの競争戦略を読まないといけなくて、でもすごく難しそう・・・
と思っていたら、エッセンシャル版のほうがAmazonではレビューが高いのでこちらを購入。
一番になることが競争に勝つことではなく、
自分のビジネスの中でどこにトンガリを持ち、顧客に訴えかけることで継続できるか?
という内容です。
【目次】
1 競争とは何か?(競争ー正しい考え方/五つの競争要因ー利益をめぐる競争/競争優位ーバリューチェーンと損益計算書)
2 戦略とは何か?(価値創造ー戦略の核/トレードオフー戦略のかすがい/適合性ー戦略の増幅装置/継続性ー戦略の実現要因)
終章 本書の実践的な意味/よくある質問 マイケル・ポーターインタビュー
具体的な事例を紹介、比較も
海外企業ではありますが、具体的にこの企業がこんな強みを発揮した、
という例がのっていてわかりやすい。一番身近なのはIKEAの例かな。
選択と集中を、かなりつっこんで書いていて、自分がいちばん知りたかった内容であり、
自分の仕事と照らし合わせがしやすくて、けっこうスイスイ読んでいます。
大手のお尻を追いかけることが、自社の強みではないはず。
そこに、結果として差別化、という言葉が生まれてくるのだと思う。それを突き詰めて、捨てるものと残すものを勇気を持って選別できるかが本当の戦略だと感じました。
戦略の本質とは、何をしないかを選択すること
この言葉に、いちばん納得できました。
自分のやろうとしていることが、少しずつ正しいと思えるようになった。
全部をできる人間や会社なんてないし、それを遂行するには莫大な資金が必要なわけで、
捨てて残すものを「本物」として育てることができるかどうか、忍耐できるかだと思います。
昔、なんでも手を広げてやっていた経営者を見ていたことがあり、自分で収集がつけられないのに後始末は全部部下にさせて自分は前進ばかり・・・
ラクな考え方だなーと思っていました。
捨てる姿って、案外部下や下の人間にはバッサリやらないと見えないものです。
ついつい経営っていろんなことをやりたくなったり、チャレンジしたくなることも多いのでしょうが、下から見上げるほうが無駄がわかるので、会社にもいろいろと勇気を持って進言しないといけないしそうなれるように努めようと思いました。
そのためには、まずこういった知識をつけて分析力を磨くことだとも感じました。
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