【書籍】ECサイト「4モデル式」戦略マーケティング(新版)
ECサイト「4モデル式」戦略マーケティングを読みました。
この本は、『ECサイト4モデル式 GoogleAnalytics経営戦略』の新版です。
もっとも印象的なのは、全6パートのうち、GoogleAnalyticsの設定は最後の1パートだけということ。あとはECサイトで経営戦略を立てるための、自社サイト分析や傾向、対策などで埋め尽くされています。
いかにこれからのECサイト設計は「戦略」が重要かということがわかります。
これまではホームページを作りなんとなくブログも書いて、継続していれば成果は出やすかったのに、今では商品を出すだけでは、サイトリニューアルだけでは意味がない。
最初に自社商品の傾向をつかみながら、正しい対策をしていくことがスタートのつまづきを最小限にするということです。
私のように長年ECサイト担当者として実務をし、自社オリジナル商品を持っている会社は多いのかな。
仕入れ商品を販売しているサイトも多いはず。自社は効率化なのか?それともストーリー重視なのか?時間をかけるポイントを間違えないように、利益を作る最短距離を行くことが大切だと実感しました。
心に残った言葉
作業のスピードを早くすることは、本質的には何も改善していない
早くできる部分は効率化し、限られた時間でできないことはやめ、心をこめる部分には時間と神経を注がなくてはいけません。
この本では「勇気ある決断が必要」といっています。
私自身も経験上、あることは継続しあることはスパッとやめました。1日は24時間しかないのです。
小規模な商売と割り切って、ECの市場において競合他社と棲み分けながら参入するのであれば、方法はたくさんあります
うーん、この文章を読んで泣きそうになった・・・
私は今、ホームページで集客しているものの小さなマーケットで売り先を探している状態。
少人数で仕事を回す関係で、キャッシュを人件費に回すくらいなら、広告や販促に使いたい。
ブラック企業という言葉が氾濫するなかで、そういう状況を誰にもいえない(もちろん仕事自体が嫌いなわけでなく)。
少人数で小さな事業。その中でできる限りの利益を残すギリギリの仕事に対して、はじめて認めてもらえたような気がしました。
いわゆる、「父ちゃん母ちゃん企業」。涙が止まらなかった。
※私と社長は、夫婦ではありませんが。
当書籍の出版セミナーにも参加しました。
セミナー中出てきたある特定のキーワードが印象的でしたので、そのコンテンツをリニューアルに盛り込むつもりです。
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